【絹工房】HP用写真撮影
山陰の具で絹工房(矢野まり子さん)を紹介するHPを作成することになり、
プロカメラマンと一緒に撮影の手伝いをしました。
矢野さんは、写真撮影にも慣れていらっしゃったので、
作業の場面なども段取りよく進むことができました。
逆に、私たちは絹を創る各工程が珍しく、
キャーキャーいいながらじゃまをしていたような・・・。
でも、裏方の仕事もきちんとこなしていた・・・と思います。

山陰の具で絹工房(矢野まり子さん)を紹介するHPを作成することになり、
プロカメラマンと一緒に撮影の手伝いをしました。
矢野さんは、写真撮影にも慣れていらっしゃったので、
作業の場面なども段取りよく進むことができました。
逆に、私たちは絹を創る各工程が珍しく、
キャーキャーいいながらじゃまをしていたような・・・。
でも、裏方の仕事もきちんとこなしていた・・・と思います。

4月の19日だったと思います。矢野さんの工房「絹工房(きぬこうぼう)」にお邪魔しました。
「今朝、雉が鳴いたのよ。雄がそこ(庭の向こうの田んぼ)を散歩してたわ」
といつもどおりの優しい笑顔。田んぼも本当に目の前ですからすごく近いところまで
やって来てるんですね。ここ松江市宍道町は自然が豊富だけどとても手が
行き届いてます。
山陰の4月ってまだ朝晩寒いんですよ。水は冷たいし。日によっては暖房がいることもあります。
この日、午後お邪魔したんですけど帰ることにはすっかり気温が下がってました(^^;)
お茶を入れてくださる矢野さんの手にふと目が….。爪が赤くなってる。
写真ではわかりにくいのですがこの2~3日紫根(しこん)の染色をなさってるとか。
すごくきれいな色に染まります。気温の低いこの時期に染めるが一番良いのだそうです。
でも手は荒れていないことを私は見逃しませんでした~。伺うと
「絹を触っていると手は荒れない」のだそうです。なるほど~。
手仕事とは言うけど、本当に手ですべてやるんだなあと今回も実感!
「ハーンへのオマージュ」/矢野まり子展
会場:小泉八雲旧居(ヘルン旧居) 島根県松江市北堀315
会期:2007年5月20日(日)~26日(土)
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が武家屋敷に住みたいという希望から
妻セツと結婚後半年した後からこの家に移り住みました。
こよなく愛した、日本の風景を今に残すこの小泉八雲旧居を会場にして
作品展は開催されました。
矢野さんのご実家はこの旧居の側なのですが、やはりこの空気と町並み全てを熟知した
矢野さんならではの空間が広がっていました。
この日はよいお天気で、訪れる方々が思い思いに作品を見ていらっしゃいました。
観光客の人はあたかも矢野さんの作品がこの旧居の一部であるかのような
錯覚に陥ると、何人もの方がおっしゃってました。それだけ佇まいの中に
溶け込んでいました。
今回の「ハーンへのオマージュ」は小泉八雲著「青の心理学」から取り入れたもの。
ハーンは青が好きだったといいます。その青を作品からまたこの島根の風景になぞらえて
作品を作成・展示してありました。
慎ましやかでそれでいて誇らしげなその佇まいと作品を是非皆さまに感じ取っていただきたいそんな作品展でした。
透けるオーガンジーシルクストールが初夏の日差しを和らげてくれました
(ストールM2000A藍)
これは小泉八雲とセツをイメージして織られたものです。
小泉八雲の深く優しいそして潔い藍と、凛としてそれでいて穏やかで寄り添う...
藍を基準としていくつかの色を折りませた姿のセツ
…………………ではないかと勝手に解釈してしまいました(=^^=)
二人をモチーフとした着尺がとても印象的でした。
「夏の光の爽快な幻想」それは暑い夏をこの屋敷で過ごした二人の時間だったかも
しれませんね。
石見銀山ネクタイ
何かとよく聞く 『世界遺産登録 石見銀山』 です。
登録についてまだ決定ではないですが、「是非登録を!」
の声が大きいですね。
「石見銀山」は歴史の感じられる昔のままで残っています。
今でも銀が採掘された穴(間歩)がいたるところに見られます。
その時代に世界を動かしていたこの地に、是非皆さん訪れて
欲しいですね。
恥ずかしながら私は去年初めて行きました...(^^;)
そこで石見銀山をモチーフにしたネクタイをご紹介。
世界遺産登録を推進している知事から県職員の方まで
してくださってます!とてもしめやすい、上質のネクタイです!
製作者は山陰の具に参加いただいていて
以前にもブログでご紹介した
松江市宍道町のシルク創作家の矢野まり子さん~♪
このネクタイは当社HPで扱います。
山陰の具ショップ(出雲市今市町396-1)ではすでに取り扱っています。
手にとってお確かめください(^0^)/


石見銀山ネクタイをご紹介しましたが....
これです!石見銀山GR
小判がキレイに刺繍されどんなシャツ・ジャケットにも
会わせ易い。良く見ると細かい手の込んだ模様なんです。
色はグリーン・紺・ピンク・グレーの4色。
日本で最高のシルクをふんだんに使い、ネクタイ用の生地で仕立てました。
だから使った人は「しめやすい!」の一言。
お値段8400円と以外にリーズナブル。
イタリア製のネクタイしかしなかった男性も納得していた
ネクタイですよ。
ちなみに石見銀山の私の一番好きなところは
「五百羅漢!」
2~3日かけてゆっくり銀山を散策したいですね。


石見銀山が世界遺産の登録されて
浮き足立っております!
近藤大使がしめて審査の臨んだネクタイはこれです。
(ネクタイMN100石見銀山GY)
現在、「祝 石見銀山 世界遺産登録記念!石見銀山ネクタイ 10%off」
やってます。期間限定ですのでお早めにどうぞ!
いろんな日のユネスコ日本代表近藤特命全権大使の
ネクタイ姿です~(^0^)/


絹工房さんに行った時の事。
「みてみて~!」といわんばかりに(?)嬉しそうに話してくださいました。
それはこの鍋。なんでもずいぶん前から捜し求めていた鍋だそうです。
繭から生糸をとるのにいいのだとか。
以前養蚕をやっていらっしゃった方から譲り受けたのだそう。
黄色のいろがなんとも優しく、古いものなのでしょうが手入れの行き届いた
大切にされた鍋のように見えました。
その鍋を嬉しそうに使っていらっしゃる矢野さん。
あっという間に生糸を手繰っていくその手つきはいつも以上に
軽やかでした。
繭1キロから生糸は200グラムしか採れません。気の遠くなる作業....
肉眼で見ると本当に美しい光が見えます。
強く美しいもの、それが絹です。
突然おじゃました折、それはいつもの如く、熱さ・寒さの戦い。
その季節によって、色々な色を染めます。
この写真は、今年の冬のもの(あらっ、ちょっと古~い)(--;)
その大変さとは裏腹に美しい染色された絹糸が出来上がって
行きました。
風に揺れて、それはそれは美しい。
私の腕ではその美しさが、ファインダーを通してお伝えできないのが
残念です。
6/18~20、松江市のカラコロ工房にて、矢野まり子さんの作品展が
ありました。
今回は、着物が広く展示されていました。
以前の小泉八雲(ラフカディオハーン)をテーマとした作品展での
反物が、着物になって展示してありました。
絹の涼しげな世界でしたね。
絹は、夏涼しく冬暖かい、とても重宝します。
紫外線カットの効果もあるので、この時期手放せないですね。
矢野さんの着物姿は、涼しげでたおやかでした。
薫風の気持ちよく、空もどこまでも青く光っています。
そんな中、汗だくになって頬を赤らめ幾分いつもより高揚させて出迎えてくださった矢野さんです。
工房の周りは新緑で美しい中、その自然を染め上げたかのような、いやもっと美しい色で
染め上げられようとしている絹を見ることができました。
写真では上手く撮れないですね~、とりながら矢野さんと「同じようには再現できないですね~(笑)」と話しながらです。残念!!なんだかとんでもない色になってます (泣)
これは臭木染めです。「クサキゾメ」とよく聞いていますが、私は「草木染」だと
ばかり思っていましたが、この場合は「臭木(くさき)」という木の実を染料にしたものなんです(笑)
もちろんこの実はこの工房の山から採ってきたもの。山の中を分け入り採取していらっしゃいます。
臭木の実
臭木の染料
自然界の中で青色というものは少ないそう。染色としては、この臭木の青が江戸時代から
使われています。この臭木も葉が異臭がすることからその名が付いたそうです。
(花はとっても可愛いのに、なんだかかわいそうです。)
そしてこの臭木染めは微妙な色合いを出す為に、沖縄の福木(ふくぎ)、やまももそして
臭木をそれぞれ染め合わせたものです。
簡単に言ってますが、それはそれは何度も染め上げ、調子を見ながら根気よく
時間を掛けて仕上げていきます。
福木
福木だけだと金色!これに臭木色をあわせるとなんともいえないニュアンスが加わります。
やまももは、葉や実は食することが出来ます。
しかも染料を入れた容器が重い!かなりの肉体労働です。私は持てませんが矢野さんは
「これぐらいは大丈夫よ」
と、持ち上げ運ぶお姿は、凛々しい~♪
染色液につけて自然に冷めるのをまちながら、また繰り返して調整です。
目が離せない時間です。
あれは3年前の丁度この頃でした。
矢野さんがいつもと違う感じ(何事~?)で
「すごいものが手に這い行ったのよ!」と
話してくださったのが、染色の材料としてはもう幻といわれている紫根(しこん)が
手に入った時のこと。
この日は染めの最終日だったと思います。
もう爪は紫根の紫で染まってたぶん心も紫根色だったんじゃないでしょうか。
京都で採れた紫根(※これはすでに色を出してしまった紫根です)
紫根ってそんなにすごいものなのか、当時の私はピンと来ませんでした。
無知とは困ったもので、聞いたことがある程度。
紫根とは、古くは古事記に記載されているそうです。万葉集に歌われている
あかねさす 紫野行き標野行き 野守りは見ずや 君が袖振る 額田王
この歌に秘められた複雑な人間関係とドラマにも注目ですが、この歌にある
野守りとは、紫根を栽培している畑を守っていたとされています。
ということは、それだけ貴重で高価であった事か、またはやはりこの高貴な色は
誰でも使える色でない為、守られていたのかもしれません。
しかし、今はほとんど見ることが出来なくなったそうですが、この紫根、「むらさき」とも
呼ばれています。可憐で清楚な白い花ご存知でしょうか? 夏に小さな白い五弁の花を
咲かせます。江戸時代には武蔵野でも点在し、自生したり栽培したり江戸染色の原料と
なっていた「むらさき」という植物なんです。
江戸時代には点在し、自生したり栽培したり江戸染色の原料となっていた
「むらさき」という植物なんです。
自生している状態が「ムラ」であるために「むらさき」と名づけられたとか、
まばらにムラ状に生えていたので「むらさき」と名づけられたとも言われていますが、
実際のところはどうなのでしょうか。私達が目に出来る土から上は、その鮮やかな色とは
全く違う涼やかなもの。やっぱり根が紫だったからかもしれませんね。
今では、環境の変化と科学染料の普及ともに姿を消し、絶滅を危惧され「幻の植物」になっていました。
その紫根がこのたび、矢野さんの手元にまたありました。
雲南市でこの程、この紫根の栽培に成功したそうです。
しかし幻の紫根は、誰にでも使えるわけではなく、現在雲南市の
出雲根紫(いずもむらさき)ブランドとして進める中、特定の染色家だけが使うことを
許されています。現在は全国で4人だけだとか。
出雲根紫ラベル
紫根の根
紫根染色液
紫根を使ってすでに新しいことに取り組んでいらっしゃる矢野さん。
紫根を使って絣に取り組んでいらっしゃっていました。これはゴムを巻き
丁寧に、しかも力が結構要る繊細な作業です。
すでに着物として完成させていらっしゃいます。
これは庭に咲くリンドウをイメージした訪問着です。
リンドウ訪問着紫根
ほんとうに矢野さんの工房の庭は、リンドウがたくさん自生しています。
ことのほか思いいれのあった紫根が、美しく矢野さんのイメージで織られていきます。
訪問着詩~歌も自作だそうです~
最近は、このように着物には矢野さんの思いを歌にして一緒に送るようにしているそうです。
矢野さんが織物として着物をおつくりになり、ご自分も去年は月一回お召しになるほど
身近でいらっしゃったようです。
夏に涼しくお召しになったお姿は、とても見ていて涼しくなるようでした。
誰でもそうは着こなせないと思います(私には絶対無理。。。(T T)
ハーンへのオマージュ作品展の時に、展示されたもの。
ハーンと妻 節をイメージしています。
去年の夏に拝見した織物で、とても涼しそうで美しい色合いでした。
矢野さんの着物は、注文から1年ぐらいお待ちいただく感じです。
蚕から糸を手繰り寄せ、ひとつひとつ手を通して作られていくからです。
東京と島根を行き来する矢野さん。
島根にいらっしゃるときは、専ら作業に打ち込む傍ら、
工房の周辺の自然を愛でそれを作品にまで作り上げていく日々。
そんな中、20年ぶりに染色、織物でご縁のあった方たちと
作品展をなさいました。
昭和時代後期の服飾評論家で、戦後の日本のファッション界で
先駆的に活躍した鯨岡阿美子さんの23回忌を迎えることから
作品展が行われました。矢野さんは、その作品展に参加なさいました。
何十年経っても変わらない仲間っていいですね。
今、矢野さんから鯨岡阿美子著「アミコの目」をお借りして読んでます。
「女性なら一読しておくといいわよ」
と、お貸しくださいました。数字もあるけど今の時代の女性をも
見据えた話は、引き込まれます。
現在の矢野さんが、繭から糸を引き、染色し、織るという基本を培ったのは実は沖縄です。矢野さんの感性とマッチしたのが沖縄の自然と風土もひとつだったのではないでしょうか。色に関する鋭い感性は、少なからずこの沖縄の色彩豊かさに刺激を受けられたのだと思います。
「私には、沖縄が出発地点なんです」
自然の色を取り入れた織物、彩りを大切にする矢野さんは、ひとつひとつを丁寧に
つくり込んでいます。
沖縄は色が違いますよね。
私も沖縄大好きです!
山陰の冬は、やっぱりどうしても冷たい雨か雪模様。
そして、空はどちらかというと色々なくもが幾重にも重なって
全くもって水墨画の世界に本当に近い(^^;)
でも、私もこの出雲にもどってからひととしとったからでしょうか、
この雲がいっぱいの空もまんざらではないなと思うようになりました。
そんな空の色を染めてしまいそうな美しい絹の彩りを作り出すのが
絹工房の矢野まり子さん。久々に工房にお邪魔しました。
以前ご紹介しました、あの古代からの染料であり栽培がとても難しく
染料の中でもとても高価な紫根の染めに取組んでいらっしゃってます。
最近の紫根の糸を拝見しました。
いつもながら写真って難しい~!(><)
実はもっと美しいんですわ~。あふれるほどの紫の色が写真では出ないですね。
矢野さんの紡ぐ糸と紫根の彩が、何にも言い尽くせない美しい色です。
私は額田王の気持ちがわかります!(笑)(大海人皇子がいないのが寂しい・・)
この寒い時期、出雲は本当に寒いんです。水もものすごく冷たいのですが
これが染物にはよく、また乾燥もしている時期なのでこの時期はいいときのようです。
美しく紡がれた糸たち。
矢野さんの織機によって、またさらに美しくなります。
矢野さんは最近はお着物をよく製作なさいます。
ここ島根で作り、東京や大阪でも個展を開いたりしていらっしゃいます。
銀座もとじさんでもご覧になれます。
雑誌にも取り上げられ、「きものSalon '11~'12秋冬号」「婦人画報の美しいキモノ」
にも矢野さんの着物が掲載されています。
矢野さんの想いが作品を通して感じていただけます。
できれば手にとって見てください。
山陰の具の作家、矢野まり子さんのテレビ出演が
あります。
この季節ならではのテーマですね。
チャンネル bs朝日
番組名 エコの作法
放映日時 4月6日夜10時から11時。
テーマ 櫻。山櫻染めを実施。。
その他に京都の料理 京都の樹木医 櫻をテーマに
撮影している写真家 虎屋の桜の菓子 が紹介されます。
お楽しみに!
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