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仁多米
東に魚沼産のコシヒカリ、西に仁多のコシヒカリと言われるくらい、おいしいお米があります。
こんなに有名になってしまったのは、やはり理由があります。
島根は水も綺麗、空気も綺麗、そしてまだ土が汚れていません。そして、昔の日本の姿が多く残ります。
日が昇ると田畑や山に出かけ、自然の様子を伺いながら、今日の作物の手入れなど勤めを始めます。
山に入っては、山が荒れないように枝落しや下草刈りなどの手入れをし、わさびやわらび、ぜんまい、アケビ、たらの芽、ふきなどの季節の自然の恵みを摘んで、家に持ち帰り料理します。
畑や田んぼの肥料となる和牛の世話をし、家族のように話しかけます。ここでは和牛を家畜とは言いません。
田んぼの水の回り具合、稲の成長、畑では野菜の発芽の様子や、土の乾き具合、病害虫に目をやります。
その後、神仏に今朝の炊いたご飯とお水、初物の野菜をお供えし、田畑で取れた食材で作った朝ごはんをいただきます。
渡部悦義さんの米
環境
いまだに先祖代々の棚田が残るこの地域は、天に程近い太陽がすぐそこにあるような原風景が広がります。
渡部さんの一等いい田んぼは、山のてっぺんにあります。清らかな湧き水が、田んぼに流れこみます。
その湧き水の周りは、自生の見事なわさびが城をなしています。こんなの見たことのないと思うほどの、見事なわさびが生えています。
「この水と、この土がわしの宝だけん。一度も汚れたことがないけん、守り続けらんといけんと思っとるよ」と笑顔の中にも神妙な渡部さん。
4反の田んぼは一度も農薬や、化学肥料が使われません。この田んぼにかなりの時間と手間を惜しみなく掛けます。残りの田は、除草剤を1度撒くだけです。
これも通常の農業では考えにくいほどの少なさです。「安全で昔ながらにやれば、おいしいんだ」これは渡部さんの持論です。
時代の流れから、完全無農薬、化学肥料無添加の農業は、後継者不足からも分かるように、ほぼ難しいと言われています。
その波は、この島根にも押し寄せています。回りの農家は、減農薬ではあるものの、農薬を全く使わないわけにはいかない事情で無農薬から離れていきました。
農業はその農家一人だけのものではありません。周りの影響を考えなければ成り立ちません。
渡部さんの田んぼは山のてっぺんにあるので、他の田んぼの影響を受けないというよい環境にあります。
土作り
いいお米はやはり土作りから行います。化学肥料は一切使いません。米ぬかや油粕、自分の山から切り出した木を自分で炭にし、それを撒きます。
また木炭を作ったときにでる木酢液を農薬の代わりに使います。土作りから丁寧に人の手でしていきます。
「手でやることによって、土の様子がわかるよ。手に取るようにとはその事をいうでしょう」とおっしゃいます。
神代の国である出雲のここ奥出雲町仁多は、「出雲風土記」に、「ここは豊潤(にた)しき、小国なり」ということから仁多と地名が付いたといわれるほど、肥沃な風土であったことも恵まれていると思います。
有機質に富んだ肥沃な土壌と、斐伊川源流のミネラルをふんだんに含んだ清冽な水、そして昼夜の温度格差など、良質米の生産条件に恵まれた土地を活かしつつも汚さぬように農業を続けています。
手仕事
土作り、苗を育てて植えれば今度は手入れ。草も生えてきますが、限定の4反の田んぼには除草剤は一切使いません。年に4〜5回ほど、手で抜いていきます。
気の遠くなるような作業を、近所の農家の人を頼んで4、5人がかりで行います。暑い日、腰の痛い日でも田んぼは待ってくれません。
辛くないですかと聞くと「いやぁ、でも雨が降ったら休むわね。自然が相手だもん」と屈託なく笑いがこぼれます。
日に焼けて笑うと皺だらけの優しい顔と、毎日の営みから出来た逞しい手が、渡部さんの人柄を物語っています。
渡部さんと仲間
あくまでも安全に作ろうと思うと、手間がかなりかかります。雨や雪が降らなければ毎日田畑に向かう日々。
2丁を超える広い田んぼを極力、薬を使わずその分、手をかけて時間をかけて育てます。
その渡辺さんの農業を理解し、手伝ってくれる方たちがいます。
手で草を取り、肥料を手でまき、ともに分かち合える仲間でもあります。この方達のお陰と渡部さんは言います。
昔ながらが安全、安心
化学肥料や農薬を使わないことは渡部さんの農業ですが、もうひとつ化学肥料や農薬がいらない農業をすることが目標の一つでもあります。
肥沃で健康な土から出来た米は、安心安全である事はもちろん、美味しいのです。
土作りから手を掛ければ、自然の摂理から自然と雑草や病害虫も減っていくといいます。微生物やミミズなどの土壌生物が生息しやすくなり、分解されやすくなります。
渡部さんが除草剤を使わない為に今取り組んでいるのが、米ぬかの散布です。水田の表面にトロトロとした膜を作るので、雑草を抑制する働きがあるのです。
30キロ近い袋を担いで、撒いていきます。
「悦ちゃん農業」事始
今でこそ、仁多米とその名は知れ、しかも渡部さんの仁多米を名指しにするお客さんも多くなりました。
しかし最初から、順風満帆ではありませんでした。「環境に優しい」、「安全」、「安心」がうたわれて久しいのですが、現実はものすごく大変だったのです。
先ほど言った様に、農業は一人ではできません。昔の農業はもちろん、無農薬でしたが、非常に生産性、作業効率が悪く、生活の支えにしていくには厳しいものがありました。
自分の家で食べるものだけなら、それでもいいのですが、農業の米作りを生業(なりわい)としていくには収穫量は確保したいのです。
そうなると、化学肥料や農薬は効率が上がるものなのです。若いものの農業離れが進み、「3ちゃん農業」といわれ、今では、おじいちゃん、おばあちゃんがいつまでも現役でなければならないのが現状です。
そんな中、1989年ごろ環境を考えるシンポジウムに参加したことがきっかけで、農薬、化学肥料に疑問を持つようになりました。
平成に入った頃から町議を務める傍ら「自然農法」に取り組み始めました。周りの農家から正直、馬鹿にされたといいます。
どうしてそんなに手間のかかることをするのか理解が出来ないといわれたそうです。
「むかしはこうして農業をしていたこと」、「安全で、安心、生態系に即したものがおいしい」と、渡部さんは作り続けました。
「悦ちゃん」こと渡部悦義さんのお米は、ほんとうに完全無農薬、自然農法で化学肥料も一切使いません。
限定の4反以外の田んぼも、除草剤は1度使うだけです。それでもおいしいお米が作れるのは、渡部さんの惜しまない手間があるからです。
こだわり
いまだに気の遠くなるような、人の手による手間隙かけた農業をしていらっしゃいます。だから毎日田んぼに向かう日々です。
秋の収穫したお米は、はで干し(天日干し)をしています。「はで」とは、竹で組んだ高さは3メートルくらいの干し場で、刈った稲を掛けて乾燥させます。
朝晩の寒暖が激しいこの地域では、じっくり乾燥させることによって旨味が増すのです。今ではこの「はで」を組むのが大変な為、多くの農家が機会による乾燥をしています。
だから他とは違う渡部さんのお米はおいしいのです。
受賞
米のソムリエたちが判定する米・食味鑑定士協会主催の全国食味分析鑑定コンクール総合部門で金賞に輝きました。
安全を追求した結果、おいしいお米にたどり着いたということです。
一味同心塾
その渡部さんの仁多米に惚れて、この奥出雲町で同じようにお米を作り、この土地の食の素晴らしさを伝承しようとしている人がいます。
料理研究家の中村成子さんです。中村さんは、NHK「きょうの料理」講師や『レタスクラブ』『クロワッサン』などの女性誌で活躍する料理研究家。
素材のおいしさとその力を生かした元気あふれる料理を作りつづけています。
中村さんは1ヶ月のかなりの日数をこの奧出雲町で過ごします。この土地に住み、この土地で農作物を栽培し、収穫、調理しています。
収穫物だけでなく、身体を使い、知恵を使う労働の尊さを感じ、あたかも楽しんでいらっしゃるかのようです。
その基盤ともいえる場所が、「一味同心塾」です。古民家のよさをそのまま残して、食を大勢で作り楽しめる空間が広がります。
「1つの味を同じ心で味わうことの喜び」から、中村さんが命名したこの「一味同心塾」は、囲炉裏を囲んで、地元の食材を生かした素朴な料理を作ったり、食べたりします。
会食のときは感動してみなさん召し上がります。
「こころのふるさととして、農村を大切にして欲しい。そのふるさとを子どもたちに伝えたい」その為には「農村は労働の原点である。
今の時代に手放してはいけないものがここにはある」と中村さんはおっしゃいます。食は人間の根っこを作るものです。だから、渡部さんのこだわりを私たちは応援して行きたいと思います。
今年は正直、お天気は大変でした。農家には雨の欲しいときに雨が降らず、これからは、いらないというときになって、雨降りが続いたりと、泣いてることも多かったかも。
島根県は農家が多いです。どこを歩いても田んぼが広がり、この時期はもうお黄金色の稲が頭をたれています。
さあ、この農家には厳しかった今年、渡部悦義さんの「えっちゃん農園」の出来はいかがでしょうか。
早速、もち米の収穫にいってきました。
ええ出来じゃないかや
この日、久々の晴天が続いた為、一気にもち米の刈り取り作業にかかりました。 青空と黄金色の田んぼと家族の笑い声。いつしか見られなくなった日本の農家の風景が、ここにはありました。シンガポールから帰ってきていたお嬢さん家族と稲刈り。
コンバインを操作するのは、農業経験はこの仁多町に来たときが初めてだったお嬢さんのご主人。 5ヶ国語を話せる若き起業家なのですが、さすがです。なんでも出来てしまう(^0^) 奥様も「こだわるところはこだわって、手間隙掛けるところは掛ける。但し機械がいいところは機械でやるんです」
私は、農業は身近なので知らない方じゃないと思うのですが、ここは最新式の機械が備わっています。島根県ではここだけしかないようなものが、ずら〜り。見たことないものが多かったです。
基本的に渡部悦義さんひとりで作業工程が出来るように考えられたものだそう。
効率よく、手際よくこなすのも、おいしさを保つには必要なこと。
もち米は、はで干しはしませんが、粘り気のあるいいお餅が出来ます。今年の出来は上々。
しかしさっき言った様に、今年は農家には困った天気でした。稲の生育期雨が降らず、必要な水が確保しにくい時期がありました。
また、穂が実り、頭をたれるのを待つばかりのときに雨続き。稲が各地で倒れることも珍しくありませんでした。
渡部悦義さんの田んぼはしっかり根を張り、倒れてはいませんでした。渡部悦義さんは、
「うちの田んぼは、山の高いところにある。うちだけ水があったわけじゃない。田んぼを頻繁に見回りしておくことで、何とかなるもんだよ」といいます。
また、明らかに稲が倒れてないことも「うちは、肥料がほんとうに少ない。稲の自然力がいいからなんだ。ヒエも1本もないだろう。」
確かに、ヒエは1本もありません。収穫までに5回、手で全て取っていきます。
いまどきは、除草剤を撒きます。面白いほどあっという間に枯れてしまいます。
他の農家で聞いたことがありますが、「除草剤、化学肥料の使ってあるなしは、その周りの草を食べるとわかる」そうです。
手で取ることはほんとうに骨が折れること。
また草取りを手でする農家は、今では全国探しても何人いるでしょうか。
手で取りながら、稲の生育状況を見て行きます。
稲の自然力
このままではいけない、自然に逆らった方法で米を作ってもいつかはその仕返しは食べる人間に来る。 その行き着くところが、昔ながらの手間隙掛けた農業だったといいます。 但し、昔と違うのは、「自然力」を利用すること。自然は人間が思う以上に力を持っています。 それを生かしてやれば、健康な収穫物が出来ることを渡部悦義さんは勧めてきました。だから、強くおいしいものが出来上がる。 今年もはで(刈り取った稲を天日で乾かし乾燥させること)を組み立てました。 いくつか組み立てますが、この日はまずこれです。奥出雲の朝晩の寒暖の差でさらにおいしくなっていくひとつの手段が、このはで干しです。 いまは、このはでを組む人も少なくなりました。
無農薬の極上の田んぼもこんなに黄金色です。写真だとちょっと青そうなんですが、現物は、もっと黄色なんですよ。 もちろんここも、ひえもなければ倒れた稲もありません。今度は、コシヒカリを刈ります〜!バインダーで刈って行きます。 「ズボンをはいて、てご(出雲弁で手伝うこと)にくーだよ(おいでよ)」とのお達しです。
約束どおり、手伝いに来ました。
といってもなかなか手伝いにこれず、やっとこの日!
あまり役に立たない私は、自信なかったのですが、渡部悦義さんは
「よ〜来てごいたね〜(よく来てくれたね)」と喜んでくださいました。
今日は、私と出雲市から松本さんという渡部悦義さんのお友達の二人でお手伝いです。
今日は、あの無農薬の田んぼで
はで干しした米の「こなし(脱穀作業)」をします。しかし・・・。
天気はここのところ続いていたのですが、朝露が降りていて、乾いていない・・・。
「まっ、なんだできんけん(何も出来ないので)アケビ採り、いかや(いこうよ)」と、
いざ裏山へ・・・
裏山へ
天気も良いのですが、気持ちのいいくらい清清しく、
山々の葉がいよいよ迎えた秋に山装いをし始めた様子。渡部悦義さんは、
山で原木椎茸も栽培していらっしゃいます。山を歩くと、実は四季折々に山の幸があることを
話してくださいました。竹の子もいろいろな種類が生えるのだとか、
きのこも今は様々なものが生えていました。食べれるもの食べれないものを手に取りながら話してくださいました。
松本さんも詳しいですから、私はそのおふたりの知識量のすごさにただただ呆然。
アケビが生ってました。私は、子どものころから大好きで祖父がわざわざ庭に植えてくれたぐらいです。
今ではほんとに見られなくなりましたが、ここは豊かなのでしょうね、たくさん生えています。
渡部悦義さんが、軽々と木に登り、するするっと採ってくださったアケビです。
おいしそうでしょ。自然が肥えているので、恵も大きいと感じましたね。
あま〜い。最高ですね。やっぱろ自然はすごい!
そして、周りは伐採してあるのにこの樹だけがぽつんと生えていました。
結構な高さです。渡部悦義さんによるとどうも昔、奉ってあった樹らしいので、切らないでおいたとの事。
そばには金糞(鉄を精練する時に出る滓(かす)がたくさん落ちていましたから、きっとたたらの関係ではないでしょうか。
さあいよいよ「こなし」です
さあ、おてんとさまも高くなり、いよいよハデからおろし、「こなし」作業です。 朝と違って稲が軽くなってて、ちょっと楽になっていました(^^;) 私は「こなし」のときの稲を渡すことと、わらにを裁断する係り。
わらも、ほんとにいい香りです。太陽の匂いがして優しい香りです。
農薬を使ってないので、ほんとうに元気な藁です。乾いても太くてしっかりしてます。
十分に育った稲だったんだと触っていて実感しましたね。
裁断する「おしぎり」を使って藁を裁断していきます。
こうすることによって、田んぼや畑、牛の飼育小屋にまくといい堆肥になるのです。
「自然には無駄がなく、余すところなく使うことが理にかなっている、それが安心、安全に繋がる」
これも渡部悦義さんの農業を見て感じましたね。
この「おしぎり」かなり使い込んであるのですが、すごい切れ味。
「やっぱこれだがね〜」と渡部悦義さんのお気に入りのグッズのようです。
年季の入り具合が、渡部悦義さんと一緒です(笑)
果てしない作業もいつかは、終わる。「あんま、やりなれとらんね〜」
だから役に立たないって言ったけどな〜っと独りつぶやきましたが。。。
腰が痛いですね。
勇ましい渡部悦義さんはさすが、疲れ知らず。手際もいい。
やはり農業は頭が良くないと出来ないと感じました。加えて雑な人ではできませんね。
収穫した穂は、すぐ倉庫に保管します。穂がいい状態で過ごせるように管理されています。
白米にするのは、お届け直前にします。だからおいしい。
早速新米を、炊いて食べてみました。やっぱりおいしいです〜♪
コシヒカリで育った私でも、やっぱり仁多米は違いますね。モチモチ感があって、水分と旨味がたっぷりです。
美味いものはシンプルなものほど、そのおいしさが伝わります。
うちでは「今日のごはん、おいしい〜」といっておりました。
おやつも、冷えて残ったごはんで塩おにぎり。結構人気です〜♪
今年は、無農薬のお米の注文が早いですね。
悦ちゃんこと渡部悦義さんのお米は、おいしい。
贅沢にもコシヒカリで育った私だけれど、悦ちゃん家のお米を食べると思わず顔がほころんでします。
おいしいものって、食べたときも美味しいけど、
他のものに変わったとき「あ〜っ、あれまた食べたい!」と思わせるものだと思うのです。
冷めても、つきたてじゃなくても美味しい。
これって贅沢でもあるけど、経済的でもあるように思います(笑)
今年もえっちゃん農園こと渡部悦義氏の無農薬米の稲刈りに行ってきました。
今年は、梅雨が果てしなく長く夏があっという間に去った気がしますが、
さてお米の出来具合は・・・
9月28日 無農薬の天日干し!
天気がいい9月の終わり。新米が出来るころ、もち米はもう出来たとか、
台風がどうだとか、悦ちゃんとの会話はいつにもまして農業の話に話が咲きます。
悦ちゃんの農業は実に合理的であり時に人海戦術を要すると、私はいつも思います。
いろんな方がやってくる悦ちゃん家は、こんなときにもいろんな人が駆けつけます。
出会いがあります。私は会えなかったけど、
悦ちゃん家にサッカーの中田英寿がやってきたのも、まさしくそうですよね。
(注:稲刈りに中田が来たわけではありません)
「なんと〜、手伝いに来てごさんかね〜ぇ」
農業には自他共に役に立たない私に声が掛かりました。
よほど人が足りなかったのだろうと内心・・・強力な助っ人(?)を連れて向かいました。
稲刈り
この田んぼは、農薬を使用していません。
水も鯛の巣山から一番にふもとに届くもの。
冷たくて手ですくって飲むと、おいしいですよ。
何時見ても穢れのない澄んだ水と土の持ち前の力で育った米は、正直でまっすぐで媚びないおいしさがあると思います。
おとといまで雨でしたが、昨日からのお天気で、
刈った稲をコンバインでなくバインダーを使います。
いまどき、稲刈りはコンバインで刈って、稲をそのままこいでしまうのが主流です。
えっちゃんもコンバインを持っていますが、この田んぼはハデ干しをするため、
刈る作業のみの機械のバインダーを使います。
朝日を浴びて少し乾いたところを猫車(一輪の運搬車)と運搬車で運びます。
4反のたんぼってこんなに広いのか〜っと、正直気が遠くなりながら運びました・・・
日ごろの運動不足がたたって、バテバテでしたがこれは作業のほんの一歩。
汗だくにすでになっていた私でした。
乾燥
「はで」掛けってこんな感じ
高さは6メートルぐらいでしょうか、登ってみると高いですよ。
毎年手伝いに来てくれている藤原さん、吉川さん、植田さんは慣れた者。
身軽にひょいひょい登って「ハイ、頂戴よ〜!」とかけていきます。
といっても投げるのも結構大変で、呼吸が合わないと笑うしかないという(笑)
稲束の割り方も渡部さんから直伝で伺い、掛けていきました。
「この米は、上等なのよ。大切に手をかけて作った米だけんね。粗末には出来ませんよ」
一年を通じてこの田んぼにかかわるお三方は、この米の大切さ、渡部さんの思いをしっかり理解していらっしゃいます。
もう何年もこの田んぼを支えている方たちあってこそ。
このハデですが、地方によって違うものだということがわかりましたね。
私の実家は竹を使い、段の間隔がもっと広いです。このはでを建てる作業も実は重労働。
このハデが建てられなくて、ハデ干しを諦める農家もいるほどです。
休憩
農作業の休憩はこの時期ならでは、畦道でお米を買いにきたお客さんまで誘ってみんな一緒に。
色づき始めた柿の実を見ながら、汗をかいた後に優しい風邪がほほをなで、すがすがしいひと時です。
綺麗な水
いちじく
この季節ならではの山の幸。去年はアケビを頂きましたが、
今年は渡部さんのお宅には数種類のイチジクの木を頂きました。大きさ、色、味もさまざま。
稲刈りの後に歩きながら家の周りのイチジクの木の実を食べ歩き。何て贅沢なんでしょう〜♪
ちなみにこの小さいイチジクはとても甘かったです。味がいろいろで楽しめました。
10月13日 稲こぎ
この前ハデに大汗をかきながら掛けた稲が程よく乾燥したので、
この稲を穂と稲わらを分ける作業「稲こぎ」の作業の時期。今回も前回同様助っ人と参加しました。
ハデからおろす
ハデに掛けたときに比べて、ずいぶん軽くなっていますから、
作業は掛けるときに比べて力は半分。前回の掛けた稲をおろす作業をします。
今回は、松江からいつも渡辺さんのお米を購入している方もお手伝いに参加でした。
浜田出身でご実家も農家だったとか。慣れた手つきでした。
マスクは必須
稲こぎは、小さな稲わらの粉塵で、マスクと軍手は必須。
流れ作業の中、途切れることなく続く作業には段取りと連携が大事。
呼吸が合わないと疲れてしまいます。
しっかりした稲の穂がこぼれます。自然の力で育った米は地から強いですね。
金色にこぼれていました。
汗とほこりにまみれての作業の中、今日の目標は終了。
休憩
今回の休憩は、庭先です。いつものお茶とお菓子もとてもおいしい。
渡部さんの奥様のお煮しめ、お漬物が並びほっと一息です。
愛犬「わん」
渡部さんちの愛犬「わん」は人見知り。私も何度行ってもまずは後ずさりからスタート。
触れることもまず無理。きっかけがいつも必要。それがいつもいろいろだから、わからないのですが・・・
なでることも出来ないままのときもあるけれど、柔らかい毛と優しいまなざしはいつも一緒ですね。
この冬は、まだまだ雪が少ない渡部悦義さんち周辺。
まだ私が車で行けるのだから、まだまだです(笑)
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雪深いこの地はこの時期、冬の雪の恵を受けて土が天から恩恵を受けます。
だから、一般の農家では早春に田の土を耕す(田おこし)をしますが
渡部悦義さんは、雪の降る前にすることが多いです。
寒さは実はこれから。池の水も凍っています。このあたりは海抜450メートルくらい。
この日は風はなかったのが救い!!まだまだ寒さが軽い(笑)のでした。
若干気温も高めだったので、雪解け水が溢れていました。
この水がおいしいのですよ!これまで枯れたことのない水、しかも汚れたこともありません。
いつもの如く、周辺を散策。しかし、雪があると分かっていたのに、装備は普段のまま(^^;)
そこで、長靴を拝借。ほんとうにすみません・・・
雪だと景色が違うので、その自然の壮大さも普段とはまた違う感じ。冬も格別です!
今回はHP作成でお世話になるカンドウの雪吹さんにご一緒頂きました。 br>
雪吹さんと雪・・・冗談みたいですが、この取り合わせも珍しい。しかも雪吹さんの長靴姿は、貴重かもしれませんね。
稲刈りの時にみんなで休憩した芝生の道も雪一色。
そして、なにやら大きなケモノの足跡が!?なんだろう?いろんな大きさの足跡がありました。
この雪の中、平静を装うが如くいつもの澄んだ水が流れていました。本当に空の色が写りながらも、その透明さに吸い寄せられる感じがしましたね。
いつものわさび床も春の準備です。しかし、おいしそうな天然のせりが負けじとはびころうとしていました。やっぱり、ここは自然の宝庫です。
無農薬で去年もおいしいお米を作ったこの田んぼ。4反って結構広いんですよ。農作業をしてみて、なかなか手ごわい広さだな〜と実感。でも渡部悦義さんはこの何倍もの田んぼを毎日手入れをするのだから、その姿勢にこの田んぼを含んだ自然に愛情を感じていらっしゃるのだと感じずには入られません。
素晴らしい水を受けて、この宝の田んぼは今年も安全な米を育ててくれるはずです。
「今年もてご(手伝い)に来てごすだわ〜!」と笑顔のえっちゃん。
しかし私ってあんまり役に立たないんだけどなぁ〜。
今夜は、温まりながら玄米餅を焼きま〜す。








































